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「あん」 自分に非はないとわかっていても

<自分に非はないとわかっていても、世間の心無い言葉によって傷つき、心を強く持っているつもりでも、大きな力に負けてつぶされていく日常があることは、どうしようもありません>(『あん』http://an-movie.com/#top

ハンセン氏病に対する人々の偏見によって、せっかく繁盛し始めたどら焼き屋がつぶされてしまう。
この言葉を主人公の徳江は、手紙の中でおだやかに表白する。
決して声高に叫ばないところが、却って現実感を強くし、人々の心に強い決意を残した。

河瀬監督は、画面の作り方がうまいと思う。
大きな桜木の花盛りから、真夏の葉盛り、紅葉、落葉、そして若葉のすきまから太陽がきらきらと落ちてくる、その光を、生まれたての尊い意志のように、また強い生命力のように顔いっぱいに受ける徳江のシーンはすばらしい。
これは、たくましい木の物語。
木は生えたところで生きていくしかない。
その境遇を受け入れ、強く、美しく自らを表現して生き切る。

子供のころ住んでいた故郷は温泉の街だった。
もう50年以上も前、小学校4、5年のころだった。
ある日突然、顔にマスクをした女性が柴垣湯に現れた。
私は彼女に何回か湯船で出合わせた。
このことは、『朱いちゃんちゃんこ』


の中で詳しく書いた。
当時、彼女のハンセン氏病は治癒していて他人には感染しない、という知識を人々は知っており、しかし、いつも彼女の周囲はぽっかりと空いて、一人やせた体を忙しく洗っていた後ろ姿が今でもよみがえる。
彼女は、来たとき同様ある日突然消えた。
50年以上経った今でも、どこかへ消えた彼女の寂しさを共有している自分に気づく。

徳江が亡くなってから、住んでいた療養所の庭に桜の幼木が植えられた。
長い時間をかけて、いつか桜は、色々な人々に立ち上がる力を与えていくのだろう。








by Kinotomii | 2016-02-08 10:35 | 雑記 | Trackback | Comments(0)
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