梅ジャムの作り方
本当の色が出ないのが残念。
落ちて疵ついた青梅は、ジャムにすると良い。
老舗の上等の羊羹のような味である。
おいしくて、後を引くこと、引くこと。
熟した梅では、「アプリコットジャム」と言われるものと似ていて、あまりおいしいとは感じない。
梅は、英語で「アプリコット」だからややこしい。
青梅が良い。
まず、一晩水につけあくを抜く。
鍋に入れ、かぶるくらいの水に浸し、煮る。
すぐ柔らかくなるから油断せず、柔らかくなったと思ったら、ざるにソロソロとあける。
ソロソロと、というのは、柔らかい青梅が、ズルっとむけて果肉まで流れていってしまうから。
いい加減に湯を抜いたら、中の実を取り出す。
梅干しを食べるときのように、簡単に取れる。
そして、残った果肉を皮もろとも台所の金ざるで裏ごしする。
後は、砂糖を自分の勘で足し、弱火でひたすら煮る。
自己責任です。
最後にホワイトキュラソーをタラタラと少しだけ落とすのがコツ。
誰が作っても大変おいしい。
田舎では、誰も収穫しない梅が落ちて腐っている。
和菓子屋さんに提案だけど、これを貰って梅ジャムを作り、売り出せばどうだろうか。
物はタダだし、空き家の持ち主にも喜ばれるはずだ。