京都市交響楽団第636回定期 指揮 高関 健
これは、下野竜也氏と同じ肩書です。
どうゆうものかはよくわからないが、コンサートの最後に京都市長が、いつもの着物姿で出ていらっしゃって、
「日本を代表する指揮者の高関氏に京響を云々…」
とおっしゃったので、京響を主に責任をもって振って下さるという立場だろうか。
経歴を見ると、外国での受賞歴も華麗です。
以前大阪で一度拝聴したことがあって、生真面目な音楽という印象だった。
今回も、生真面目な正統派という感じだったのですが、印象に残ったのは、団員の方々の指揮者に向き合う態度の真剣さでした。
これは、ちょっとした音の狂いも聞き逃さない方なのかも。
曲目は、スメタナの「わが祖国」という75分の大曲です。
六つのパートに分かれているうちの第二が、中学校で習った「モルダウ」で、日本人好みの憂愁と希望を感じさせる曲。解説によると、大河の様子を音楽で具体的に描写しているということだ。
ふ~ん、そうだったのですね。
チェコも複雑な歴史を持つ国だ。この曲はそんな複雑な国の事情を体現した、チェコを代表する曲とのことでした。
それにしても、ここ10年、クラシックファンが増えているのではないのだろうか。