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by Kinotomii
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夏の朝

夏の朝、5時にはもう陽が上がる。
田植えを前に、田に水が入る。
夏の朝_c0356158_22185341.jpg
今朝は5時過ぎに家を出ると、一面に広がった田の風景の中に、大きな白鷺が8羽も、田に餌を探している。
夏の朝_c0356158_22191865.jpg
灰色鷺も4羽がちゃんと居て、姿を見せると、皆一斉にこちらを見る。
そして、じっと用心のまなざしを向けている。
まなざしが見えるわけではないが、広~い田圃のあちこちで、硬直したように皆が首をこちらに向けているのでわかる。
夏の朝_c0356158_22193728.jpg
白鷺は、これまで見なかった。
どこから飛んでくるのだろうか。
今日は、水の入った田に苗を置いて、泥中の腐った稲わらを取り除いている農家の叔父さんに出会った。
「もう、田植えが始まりますね」と言うと、
「安い米を作るのに、高い機械を買うてナ。こんなんはバカのするこっちゃ」
と意外な答えだ。
「日本人の大事な米を作っておられる、大事なお仕事ではありませんか」
と言うと、
「先祖からの田圃やで、荒れ地にするわけにいかんで…」と、チラと斜め後ろの田を見られた。
そこには、雑草が生え放題の2枚の田があった。
「ああなるのはすぐやで」
確かに、去年までは水が入っていた田が、今年は荒れ地になっていたりする。
どんな事情があるのか、と寂しい気持ちで横を通り過ぎる。
高齢化と継ぎ手のない農業という職業。今頃、故郷の実家の田もどうなっているのやら。
人に頼んで作ってもらっていたが、その人も高齢になると、もう次の担い手を探すのはほぼ不可能。
やがては、農業法人にすべて譲って、「自分の田」というのは無くなってしまうのかもしれない。
田畑や山を所有しているからこそ、住民はその地にとどまり、何代にもわたってその地を維持、保持保水してきた。
そのシステムが崩れる。そして、有り余っていた食料がいつの間にか供給されなくなり、そうなって初めて人間は、何かが間違っていた、と気づくのではないか。
夏の朝_c0356158_21422762.jpg


by Kinotomii | 2021-05-26 23:04 | 雑記 | Comments(0)