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やりたいこと、行きたいところ、話したい人、書きたいことが多すぎて。
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カテゴリ:旅日記( 48 )

自由の森 (フリート ヴァルト)(1)2015年の再UP

ここは、ドイツのやや南部、シュバインベルクにある「聖なる山」と呼ばれる樹木葬を行う森の中である。
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見ての通り、大変気持ちの良い林がどこまでも続いている。
自然の状態を残したまま、荒らさないよう手入れもされている。
ここに、私たちの友人であるヘルマン・バルツの妻、バーバラが眠っているのである。これが、バーバラの木。
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20年前の1994年、夫がヴュルツブルク大学に留学した時、バルツ家の一角をお借りして下宿していた。ペンションと呼ばれるしくみのもので、自炊自立できるアパートのようなものである。その年の夏に家族でこの地を訪れ、バルツ夫妻の誠実な人柄に惹かれ、それ以来、友人関係を築いてきた。といっても、クリスマスカードの交換くらいであるが。
それから20年、夫の退職と共にドイツを再訪したのが2015年5月から6月にかけてであった。ヘルマンの妻バーバラは、今から6年前に悲しくも亡くなっていた。この再訪を機に、ぜひお世話になったバーバラのお墓参りをしたい、というのがヘルマン・バルツへの私たちの希望だった。
こんな行為は、日本人ならごく自然な感情である。ところが、



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by Kinotomii | 2019-04-09 07:46 | 旅日記 | Trackback | Comments(0)

自由の森(フリート ヴァルト)(2)2015年の再UP

「もちろん」と私は答えた。
すると、ヘルマンは、バーバラを樹木葬にしたこと。子供たちは遠く離れた地にいることから、墓を作っても管理は難しいし、子供に余計な迷惑をかけたくないことなどを車の中で縷縷しゃべった。このような考えは日本でも同じであるため、私にはよくわかった。
シュバインベルクの聖なる山は、ヘルマンの住む大学近くのアムハッパッシから車で40分くらいのところにあった。
もともとは、ある侯爵が所有していた山一つを、このように樹木葬をするお墓の山にしたのだそうだ。これが、その侯爵の記念碑である。
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左の花はシャクナゲで、ドイツでは、りっぱなシャクナゲをあちこちでよく見た。
お墓参りと言っても、墓前に供えるものは、
何もいらない、とヘルマンは言う。そういわれても、せめてバラの花束くらいは供えたい、という気持ちから前日に小さな朱いバラの花束を買っていた。
それを見せると、ヘルマンは、「1本だけで良い」、と他は滞在しているペンションの家主にあげるように言った。
バーバラの墓前に1本の小さなバラ。
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なぜかといえば、それぞれの墓参りの人々が花を供えるとそれはゴミになるし、木と木の間で供え物の差別が生じる。人は、死んだらすべて平等である。貴族であった人も、市井の人も、死ねば一つの霊となるに過ぎない。そういう意味からも、お参りに来るときには、ただ、先祖に会いに来て、木に向かって話しかけるだけで良い。
私は、このヘルマンの説明に感激した。
    ヘルマンと夫が林を歩くところ。美しく気持ちが良い。日本の中高年に知られてしまうと、ウオーキングツアーを組んで、大挙して押しかけられそうな恐れを抱いてしまうのだが…。
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今回のドイツ再訪で、この樹木葬の話が最も心に沁みた。
自分の死後のことも、もっと丁寧に考えなければ……。



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by Kinotomii | 2019-04-09 07:00 | 旅日記 | Trackback | Comments(0)

自由の森 フリートヴァルト(3)2015年の再UP

手前のタグを下げている木が、所有者のものであることを表している。
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あのタグには、所有者の名前が小さく書かれている、売れていることを示すタグである。あくまでも小さく書かれていて、森の雰囲気を壊さない配慮がされている。
まだ売れていない木には、9種類の色付きテープが巻いてある。
ピンクのテープが最も細く、したがって価格が安く、2700ユーロ。
最も高いのは、



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by Kinotomii | 2019-04-09 06:13 | 旅日記 | Trackback | Comments(0)

飛騨高山正宗寺の円空仏 再up

飛騨高山にある曹洞宗、正宗寺(禅寺)におはします、円空の手に成るお薬師さんです。
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昔は子供たちの遊び道具だったそうで、川に持って行って投げたり、共に遊んだりしたので傷だらけという、珍しい円空さんです。
お寺さんの、と言うか、東堂様の大らかな心が伺われる。

もう少し以前は、みんなに見てもらおうとて、お寺の門のところに置いていらしたそうだが、その円空薬師さんがいつのまにか消えておしまいになり、探していたら、大阪のどこかの人が大らかに持って帰られていたそうだ。
「返してください」と言うと、「そうですか」というわけで、
宅急便で送り返されてきた、という、これまた珍しい円空さん。
今は奥の方の厨子に納まっていらっしゃいます。

抱かせていただくと、軽くて温かい感触です。大昔の円空さんののみの音が聞こえてくるよう。こんなに摩耗してしまうほどに親しまれて、円空さんは喜んでいらっしゃることでしょう。

飛騨高山は、本当に不思議な街です。
外国人、それも欧米系の観光客が多いのは、奈良とは少し赴きが違う。
昨年行ったときも、工事中だった駅舎に8割が外国人と見えた。
この4月は、駅舎が大きく美しく改装されていて、駅の中にいる人々は、やはり8割が外国人のツアー。
日本人のこちらが異人のようで、恥ずかしくなるくらい。
どこかの観光テキストに詳しく書き込まれているためだろうけど、こんなに中央から遠く離れた町まで、列車に揺られて観光に来るんですよね。
しかも、彼らは大変辛抱強いし、ネットで調べてきているらしく割と整然と動いている。

高山は、空気が美しい。
文化の香りがするし、そこはかとないプライドも感じる。
やはり、「歴史」の持つ力かと思う。昔は天領だったそうで、そんなことも関係しているんでしょうか。

泊まったのが、お寺さんにご紹介いただいた「山久」(やまきゅう)という古民家旅館のようなところ。
居心地グッド。価格リーゾナブル。
お食事も豪華。食べきれない。大広間での食事のお客さんも8割が外国人。
お隣のドイツ人のご夫婦が話しかけて来られたので、話していると、ネットで見つけたそうだ。書き込みの評価が良かったから、とか。
刺身とか、大丈夫?と聞くと、「ノープロブレム」
和食は興味深い? と聞くと、「ノット インタレスティング。ワンダフル!」こちらがドイツ語ができないので、英語で。悔しいけど。

正宗寺の近くの千光寺というお寺は、円空仏を63体も所蔵している有名なお寺です。
寺宝館に入った途端、どっと圧倒されます。
3時間くらいの拝観時間が必要。大変な数、表情、大小の円空仏です。
今回は正宗寺の東堂様にお目にかかりに訪れたのですが、収穫が多くて有難い旅でありました。
東堂様は山寺の和尚さんですが、世界中に繋がりを持っている珍しく行動力のある方です。




by Kinotomii | 2018-10-04 11:30 | 旅日記 | Trackback | Comments(0)

Your hair is beautiful !


信用されないと寂しいので、3日から9日にかけて行ってきたニュージーランドの写真を最初にアップしよう。
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クラブツーリズム主催の格安ニュージーランドツアーは、大満足の旅だったが、これはひとまず置くとして、
このツアーには、クライストチャーチの一般家庭訪問が入っている。
邸宅訪問、というのだろうか。高級住宅街に建つお家の庭と家の中を見せていただくのである。
ツアーも最後の日のこと。この日も良く晴れた夏日より。
これが訪問したお宅です。
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庭から前景を撮っている。お花がない。予想と違う。
何だか雑草に見えるんですが、それはさて置き、
お家に入ると、その家の御主人が一人一人握手で迎えてくれる。
自分の番が来て握手であいさつすると、その人が、
Oh, your hair is beautiful !
とおっしゃった。思いがけない話題に、
Well, Thank you. I like natural hair.
と、慌てて答えると、彼は柔らかい笑顔で、Nice! と言う。
普段は全く忘れているが、私の髪は自然のままのグレーヘアーである。
そこにパーマをかけて、程よいウエーブがかかっている。近くの美容室のお兄さんに「強くかけて」と半ば脅迫してかけさせている。
色と言い、ボリュームと言い、自分でも好きである。

でもここは相手も褒めねばなるまい。ふと見ると、豪邸の御主人も白髪の髪をきれいに後ろに流している。薄めではあるが、紳士らしい正当な髪形である。
You too.
と応じると、
Yes, this is our culture. (つまり、ニュージーランド人は、自然のままを好む、とこういいたいのであろう。)
それで私も負けずに応じた。
This is my cultue.

しばらくして、家の中を自由に見てよい時間になった。台所のぬいぐるみの多さや、時代物の(100年は経っているだろう)テーブルのすばらしさについて質問していると、又こうおっしゃった。
Your hair is very nice.
Thank you . You too.
・・・・・
そうこうするうち、帰る時間になった。ほかの女性の方々は、大騒ぎしてそのナチュラルヘアーの彼と写真を撮ったりされた。
又も一人一人と握手してくれてお別れするのである。

笑顔で握手すると、又もこうおっしゃった。
Your hair is beautiful!
私も負けずにお返しした。
You too. I enjoyed very much. Thank you.

都合3回も私の髪を褒めたわけである。
楽して、染める時間もお金も使わず、時には電車で席を譲られ、良いことずくめである。
そして、ルピナスも満開。
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自然に生えているものだとは思わなかった。こんな豪華な花が。元々はオーストラリアから入ってきた(×)オーストラリアじゃなかった。地中海のあたりだったかしら。靴の底に種がついて来たと考えられているらしい。ニュージーランドは、他大陸からの植物の侵入に厳しい。最初はどちらかというと雑草扱いだったそうであるが。でもこうやって観光の目玉になってきたら、次第にニュージーランドの花という感じに。




by Kinotomii | 2017-12-15 21:56 | 旅日記 | Trackback | Comments(0)

マラッカ観光


マラッカは、KLよりかなり南にあり、海が近いこともあるのか、日本の夏みたいに暑いところだ。
町全体が世界遺産に認定されているとかで、日本にも、どこにもありそうな観光地然としたところ。

ここで印象的だったのは、やはりフランシスコ・ザビエルとヤジローにつながる、ザビエル教会だ。
これが、ザビエルとヤジローの銅像。
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右がザビエルで、左が鹿児島県出身のヤジローの銅像。

建物の入り口。

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礼拝堂内部。
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ザビエルは、1545年にマラッカに赴き、そこに逃亡してきていたヤジローと出会う。彼はヤジローの手ほどきで、1549年鹿児島南端の坊津に上陸。そこから、長崎県、山口県、さらに関東へと布教に赴く。このころ、日本は戦国の世が始まろうとする時代。
布教がうまくいったとも思われず、ザビエルはのちに中国にわたり、さらにアジアに帰っていく。

 ここは、名前は忘れたが独特の中華料理で有名だとかで、日本の豆腐とよく似た豆腐が出てきたり、モヤシ炒め、中華風おかゆ、豚肉の煮込みなどがあった。
でもどうしても長粒米には馴染めない。どこに行ってもこれなんだもの。
日本の米は高価だそうだ。

マラッカは…、日本の歴史的遺産の街巡りをするほうがずっと良いと思われた。




by Kinotomii | 2017-10-12 15:50 | 旅日記 | Trackback | Comments(0)

KLの中心 KL.CC とヒジャブ女性

KLの中心地は、KL.CCという巨大な人工の一帯。真ん中に巨大な公園を置き、周囲にトレードセンターや高級ホテル、ショッピングモールが軒を並べる。
有名なツインタワーもここにある。
ホテルの窓から撮った夜のツインタワー。
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一大観光地です。
ここまでは二人でバスと電車を乗り継ぎ、早めにホテルに入った。
彼女が会員なので、会員専用のルームで、軽食やドリンクを食べ放題。
これだと夕食の予約をしていなくても何の不自由もない。

チェックインの時、ふと視線を感じて目を向けると、真っ黒のニカーブというのをかぶって眼だけを出した女性の視線とぶつかった。こちらと眼が合うと、眼だけが動いてさっとよそを向かれたが、その鋭さといい、やはり不気味だった。
マレーの人々は、髪だけ隠して顔は出している女性が多く、これはヒジャブと云っていた。彼女たちは明るく全然くったくがない。
このように黒づくめの人々は、ネットの情報によると、イエメンとかの国の女性だそうだ。このように、ヒジャブとか、ニカーブとかの装いをしていることを、ブルカ(間違っているかもしれない)というのだとか。

ヒジャブ女性に逆恨みしたくなる事件が起きたのは、帰りの飛行機に乗ろうとする直前。ゲートを入ろうとするところにも、ここKL空港では透視カメラが設けてあった。出国検査なのに、透視カメラだけで2回、税関の顔認証も入れると、都合4回も検査があった。
もう後は飛行機に乗るだけ、と思っていたら、普通チケットを見せるだけで済むゲート入り口で、透視カメラが入った。係員は、ヒジャブを被った美人係員だった。
私の手提げバッグがまさにトンネルの中に入ったとき、彼女に電話が入った。しばらく電話で話をしていたが、あろうことか、私のバッグを指さして
「シザーズ、シザーズ」
と言う。シザーズくらいはわかります。ほかの女性係員が駆け付け、チャックを開けた。
もしかすると化粧ポーチにでも入っていたかしら、と開けてみたが入っていない。底をかき混ぜるとパッチン式の小さな裁縫道具入れが出てきた。開けると、果たして、小さな糸切りはさみが!
ヒジャブ美人は糸切りハサミを親指と人差し指でつまみ上げると、あっという間もなく、透き通ったくじ引きの箱様の中にポトンと落とした。
「あっ」「こんな小さなもので何ができるというのかね! 裁縫道具だよ。見ればわかりそうなもんだ!こんな常識も通じないのかね」
明らかに逆恨みなんだけど。
もしこれが、ニカーブをかぶった人だったらどうだったろう。それにしても、入国は比較的簡単にいったのに、出国がこうだとは。
9月30日からイスラム教シーア派の記念行事があるとは、旅デジで配信していたが。















by Kinotomii | 2017-10-12 15:43 | 旅日記 | Trackback | Comments(0)

蛍狩り


マレーには、蛍の見られるところがある、と彼女に聞いた時には、ぜひ見たいと希望した。
日本で蛍が見られるのは、6月ころだが、ここでは気候が年中同じなので、年中蛍が見られるそうだ。

連れて行ってくれるのは、日本人に人気のインド系マレー人二世のガイド、スグさん。

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スグさんは、日本語ペラペラ。車はトヨタ車。小さい観光代理店をやっていて、マレー人を日本へもつれていく。これまでに32回日本へ行った、と自慢していた。仕事を始めて26年目だとか。マレーで日本語教育を受けたけど、読み書きは忘れたという。頭が良くて、客の前で出しゃばらない。
日本が好き。日本は美しい。日本は安全。日本人はマナーが良い。日本は科学技術が発達している。
マレー人は新幹線に乗りたい。だから、22年間首相を務めたマハティール前首相に代わって、今の首相の中国寄りの政策には批判的だ。

第4代首相のマハティール・モハマドは、ルック・イースト政策によって日本を見習う政策を行ってきた。マハティールは、「立ち上がれ日本人」という日本へのエール(だと思う。読んでいない)を送る本を出版している。新潮社刊。
ガイドのスグさんによると、マレーの首相というのは、大蔵大臣との兼務だそうで、大きな権力を握っているそうだ。

マレーシアは車社会だ。割と新しい大きな車が走っている。経済が良いのかな、という印象。
日本の交通のことも、ものすごく詳しい。ほとんどの県に行ったことがあるというんだから、日本の鉄道や道路のことなどもすらすらと口から出た。

蛍を見に行く途中、モスクの内部見学を入れてくれた。このピンクモスクと言われる美しいモスクは、役所が集まっているKLの郊外に位置している。
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モスクの内部。
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ここに入るためには、女性は入り口で貸してくれる真っ黒のブルカを着なければならない。頭から足の先まで包まれる。蒸し暑いうえにも暑くなる。コートみたいに前を開けていたら、監視員のおじさんが飛んできて、「とじる。かける」とあやふやな日本語らしき音声を出した。日本人とわかったんやねぇ。
大型バスで乗り付けているのは、ほとんどが、中国人ツアーと韓国人ツアーだったのに。

なかなか蛍に行きつけない。
モスクを出て、かなり走って、夕方、川のほとりの田舎の大きな食堂で、夕日を見ながら食事。向こう側の川岸はマングローブの林。
そのマングローブの中に美しい夕陽が沈んで行く。

ここは日本人ツアーが多かった。みんな蛍目当て。中華料理です。日本のとあまり違いがわからない。でもこんなトタン屋根のような、だだっ広い海辺の氷屋さんみたいなところで食べるのも一興。周りはすべて日本人だろうと思われた。
中の一人の婦人が、
「それヤシの実ジュースですか? おいしいですか?」
と話しかけてこられた。
「飲んでみますか」とストローを渡すと、満足された。ヤシの実はあっさりとした甘さで、後口が大変良い。

暗くなってから着いた蛍の生息地は、人もまばら。小舟をおじさんが一人で運転する。漕いでいたのか、音のしないモーターがついていたのかはっきりしないが、良い雰囲気だった。我々の前に感じの良いカップルが座ったが、恋人とくるのが一番良いだろう。

真っ暗な川岸に、クリスマスツリーのように、多数の蛍が点滅していた。中には樹木の上のほうにまでくっついて、高いところで貴重な光を見せた。美しい。
おじさんが、舟を岸に寄せて蛍を一匹取って手のひらに載せて下さった。
ここはほとんどが日本人観光客だとか。
マレー人もあまり興味はないそうだ。でも、蛍狩りが始まってからここが観光地となって生き返っているのは良いことだ。

KLの友人宅まで帰る途中、スグさんが、
「ヒンズー教の寺院を見たいですか」と聞いた。スグさんはインド系らしくヒンズー教徒だそうだ。決して押し付けないところがこの人の頭の良いところ。
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夜というのに、信者の方々が次々に到着しては中に入ってお祈りに参加していく。集団での大きな祈りの合唱が外まで聞こえてきた。



by Kinotomii | 2017-10-12 15:38 | 旅日記 | Trackback | Comments(0)

KLのショッピングモール

2日目はゆっくり起きて、果物中心の朝食を頂く。
ツアーと違い何の制限もないため自由でゆっくり。友人はベッドルームとシャワールームを一つ貸してくれ、気兼ねなく過ごせるように計らって下さった。コンド暮らしの雰囲気も味わえて、有難かった。

果物は豊富で安い。
ショッピングはコンドの下を走っている無料のシャトルバスを使い、ビレッジグロッサというショッピングセンターで。
銀行、郵便局、美容院、買い物もここでするとか。物価は、電気、ガス、ガソリンは、日本のほぼ半額らしいが、生鮮品も約半額くらいに見えた。
この国は石油生産国なのだそうだ。
魚屋さんも入っている。
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日本と違う魚が多く、値段も高い。でも雰囲気は日本のスーパーの魚屋さんそっくり。
このモールの作りは、恐らく世界共通なのだろう。
スーパーがあり、専門店があり、食べ物屋さんがあり、クリーニング屋さんもスターバックスももちろん。
この日のランチは、日本のうどん屋さんで「讃岐うどん」。

マレー最後の日、このスーパーで買い物中、友人はスーパーの中、私は健康食品の専門店でヒヤカシをやっていたら、突然パトカーのようなウ~~~という大音響と共にあちこちのシャッターが下り始めた。もう少しで駐車場の方に閉じ込められるところだった!
ガードマンが笛を吹きながら走ってきて、客の誘導を始めた。
スーパーの店員も客も何事かわからず、青ざめた顔で集まってガードマンの動きを見守った。
「何事が起きたの?」と尋ねても、誰も首を振って理由がわからない。
まさかISか何かの爆発騒ぎではあるまいね…、と異国で死ぬ運命の自分を思った。
まもなく、英語のわからないガードマンが、あの人に聞け、というように指示した中年の女性に聞くと、
「心配ない。火災の予行練習」と言う。従業員にも知らせず、突然演習を行うのだそうだ。
それにしても私たちはスーパーの中に閉じ込められた。今日はもう帰りの飛行機に乗れないかもしれない、とちょっと思った。

ガードマンと目つきの悪いスーツ姿の人が非常口を開け、こちらへと寡黙に誘導したので、客の人々はそれに従って黙々と階段を下った。
外に出ると、マレー人も顔を紅潮させて「あーーー、びっくりした」
みたいなことを言っている。

こんなハプニングも、過ぎてみれば異国暮らしのスパイスなのかもしれない。



by Kinotomii | 2017-10-12 13:36 | 旅日記 | Trackback | Comments(0)

クアラルンプールのコンドミニアム

マレーシアの首都クアラルンプールは大都会です。
まあ、車の多いこと人の多いこと、道路の多いこと。
トヨタの多いこと、ホンダの多いこと、日産の多いこと。ヒュンダイも走ってましたけどね。

夏に頑張った休息に、友人の住むクアラルンプールへと思いついたのは4月のころだったか。
休息と思っていたが、67歳の老女一人でのイスラム教の国への海外旅行は、大冒険。プラス体力と記憶力、判断力の低下が加わって、渡航前から神経をすり減らす。
関空には慣れていると思いつつ、何よりの不安は、国際空港での入出国検査のこと。
KL国際空港は関空より大きいと聞いて、これの心配だけでエネルギーの半分を使う。
加えて、外務省の「たびレジ」は、しょっちゅう注意喚起事項を送ってくる。
イスラム教関係の宗教イベントに先立ち、テロを企てていた3人組が捕まったとか…。

しかし、クアラルンプール空港までは友人が出迎えてくれて、そこから先は何の心配もない。すべて彼女にお任せの旅。
これが、彼女の住むコンドミニアム36階からの眺め。
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下に見えるプールは、他のコンドが所有しているプールで、
彼女のコンドのプールはここには見えないが、各コンドに所属するプールとテニスコートとジムがあるとか。すべて無料。いつ使用しても自由。朝でも夜でも。月々の賃料(レンタルだった)が気になるが、10万円以下だった。

熱帯だからとても暑くて外へは出られないほどじゃないかと思ったけど、朝夕はむしろ涼しくて、風がヒューヒュー吹くから玄関の扉を開けておくと、クーラーの出る幕はない。
玄関は金属の門扉と重いドアとの二重になっており、建物に入るときにセキュリティカードがあってそれなしには入れないようになっているから、外部からの侵入はできない模様。
KLのこの地域は要するに高級住宅地ですね。モントキアラという地域で、写真のような高層建築がにょきにょきと建っている。日本でいえば…、とても新宿の比ではないくらいの建物の数に見えた。この地域一帯がこのボリュームで広がっている。
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ここは台風も地震もないから、この高層建築で良いとか。しかし、今の首相になってから経済などが中国寄りになっているから、建築なども中国の建て方。大丈夫かしらん? 軽い地震でも来たら、ポテンといきそうに見えたけど。
中もちょっと中国式。バストイレが馴染めない。
彼女は日本の洗浄式トイレを入れていたけど、何しろ、この国もトイレはビデ方式で、外へ行けばすべて水道の金属ホースのようなものが付属している。ようこんなんでこの国の人々は我慢してるな、という感じ。
何より南国を意識したのは、町のあちこちに花々が咲いていること。これはマレーの桜という異名があるらしい「Tacoma」という花。
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桜のような大木が並木になっており、ちょうど花開く時期に当たっており、帰国するころには、コンドの前の道路に朝顔みたいなピンクの繊細な花びらを持つ「Tacoma」が、散り敷いていた。



by Kinotomii | 2017-10-09 17:11 | 旅日記 | Trackback | Comments(0)